朝早く目が覚める。
ポタ出は8時頃のつもりでいたが
7時過ぎには出発。
コレが後の迷いの元。
いつものようにゆったりと
西に向かってペダルをこげば
風もなく、ポタ日和。
文化の森前、土手の道路も車が少なくて走りやすい。
いつもは車で素通りするだけの
十三番大日寺。

小さい寺だが、思ったより感じはいい。
この宿坊に泊まったのか、
早くも遍路の一団。
とはいえ、
遍路の旅では7時・8時は早朝とはいえないか・・。

道路の向かいには神社があった。
これは知らなかった。
意外に歴史のある神社らしい。
手を合わせる。
で、すぐの橋を渡り鮎喰川北岸に。
これまた気持ちよく走れば
山のツツジ、庭先のバラ、石垣のバーベナ
色とりどりの花が過ぎてゆく。
何より意外に深い谷とその底を流れる鮎喰川が
絵葉書のようである。
車の運転席に座って道路ばかり見ているから
気づかなかったけど、
大枚出して遠くに行かなくっても
ココにも見るものはあるなって、、
チルチルミチルの気分だ。

この水はおいしいらしい。
ボトルにいただく。
神山道の駅に到着すると
9時の時報が流れる。
餅入りアンパンで腹ごしらえ。
考えてみればウチを出る時に
ミニアンパンを2個食べてきたから
朝から餡三昧だ(笑)。
サテどうするか・・・っと思った。
本来はココで引き返して
14・15・16・17番を巡って帰り、
焼山寺はまた日を改めて・・・というつもりだったが、
ここまで30Km少々、思いのほか疲れてないし
時間もまだ早い。
コレで帰れば昼前に終わっちゃう、、って事で、
モノはついで、エイままよ、、とばかり
山へハンドルを向ける。
神山町の役場を過ぎ、
焼山寺アッチ ”->”の標識を曲がって

川に沿ってしばらく登れば
上から自転車のオジさんが下りて来る。
リアには荷物をたくさん積んで
まさに遍路の途中だろう。
ご苦労様なことだ、、
がんばってと声を掛けられる。
彼はこの先の苦しさを知っている。
鍋岩の焼山寺バス停をすぎる。
大型バスはここで乗り換えるのか?
もう20年以上前くらいか、、、
車で焼山寺に登ったことがあるが
全然記憶にない。
あの頃はまだ徳島の山道に慣れてなくって
エライ山道だったとしか印象がないが・・。
で、そのバス停を越え、橋を渡り右に曲がる。
今も使われているのか立派なプールを左に見ながら
一気に山道になる。
ヒエーーである。
激坂!とちょっと緩んだ急坂を繰り返す。
ゼイゼイ言いながら、己の判断の甘さに悔やむ。
何度か休み、また休み、
しばらくすると道はちょっと太くなり
激坂は減り普通の急坂に・・(笑)
杖杉庵で一休み。

この頃になると車の音が遠くから聞こえるのをいいことに
道を広く使って蛇行登りである。
恐らく地図上の距離の3倍くらいは
メータが記録しているかもしれない。
太陽も適度に雲に隠れて
風もなく、さすが山、気温が低めなのも助けられた。
ヘアピンのカーブが続く坂で一休み。
最初は山を見上げながら
”誰や、あんなトコに寺作ったんは・・”などとぼやいていたが
この頃になればボトルの水がありがたい、
腰掛ける岩がありがたい、
なにより登ってこられることがありがたいと、、
少しは悟りが開けたか。。(笑)
寺の鐘が聞こえるとさすがに目的地は近いと実感。
遍路達の話す声が聞こえると寺は頭のすぐ上である。
ここでMioのバッテリーが切れる。
やはり4時間弱か、、予備バッテリーを繋ぐ。
鐘を突き、余韻に浸りながらベンチで休憩。

田舎うどん200円が気になるが
意外におなかがすいてないのでパス。
何人かの人に声を掛けていただく。
これも自転車のおかげか。。

下りは一気。
勿体無いくらい下る。
神山道の駅で休めば新茶の御接待。

蕎麦饅頭にきれいな花を添えて頂く。
茶の香り、ありがたし。

買って帰ろうかと思ったがなにせ
バック類を何一つ持ってなかったのでパス。
そのまま川を下って行けばいいものを
最初の計画通りに鬼籠野から大桜トンネル経由で帰る。
ホンマそのまま川沿いを戻れば殆ど下りだったものを・・・。
ま、照明のない薄暗いトンネルを抜けると
後は軽快な下り坂。
一宮を過ぎ鮎喰川を渡れば
14番常楽寺。下界に下りてきった、、って感じ。
チョイ迷いかけたが、自転車を置いて上ると
奇妙な岩の床。

これも1000年踏まれてきたのか・・。
サラッと流すように走るのは申し訳ないが
山登りの後のクールダウンである。
心も体も・・・。
いたしかたない。。
15番は国分寺
名前からして由緒ありそうな寺。
そう広いわけでもないが、
さえぎる壁も低く空間を感じる。
どっしりとした鐘楼がこの地をどっしり守っている。
その威厳に押されて突きそびれてしまった。

休憩に大きな石に腰掛ければ
五月の日差しにしっとり熱い。
下界は今日も暑かったのかナと思わせてくれる。
山は涼しくって助かったゾ。
そこから新しく出来たバイパスを横切って
北にホン少しで16番観音寺。
町の一角にある小さなお寺だ。
ちょうどお遍路の一団とであったから
小さな境内は人でいっぱい。

オイオイと押し出されるように17番へ。
国道を渡り、線路を超え、
路地やら農道やらわからぬ細い道をクネクネと行く。
地図がなければ迷子になっていたかも。。。
17番井戸寺。
お大師さんが杖で掘ったら井戸になったとか・・。

このあたりは国府って言う地名なんだから
かつては国の府があったんだろう。
ってことは、このあたりが阿波の入り口か?
それが吉野川の土砂で今の河口辺りまで延びたとか??
今度古地図でも見てみることにしよう。。
徳島市内には札所が一つもないのも不思議だもんなーー。
風もないポタ日和と思ったが
地上に降りてくると風が強い強い。
帰りはしっかり向かい風。
路地に逃げ込み、建物を風除けにして帰る。
家近くのドラッグストアーで
エアーサロンパスとビールを一本買って帰る。
まだまだ悟りは開けてないらしい。

走行距離91.27Km・・おお、90Km超えやんけ!
avg15.8Km
走行時間 5時間45分
家を出たのが7時過ぎで帰ったのが3時半ごろ。
8時間半ってことは、3時間くらいうだうだしてたのか・・。
山の青 わが身に余る ちゃり遍路
ナニしてたんだか・・・・(笑)